1964-05-26 第46回国会 参議院 大蔵委員会 第33号
前に、私は三月十日の大蔵委員会で、外務大臣に、低開発国に対する援助の問題について質問したときに、政治的な借款ですね、政治的な借款については、韓国については考えておるけれども、御国以外のところについては、政治的借款というものを低開発国援助について全然考えないわけではないけれども、しかし、韓国以外のところについては大体商業ベースでやっていけると思うと、こういう御答弁があったのですよ。
前に、私は三月十日の大蔵委員会で、外務大臣に、低開発国に対する援助の問題について質問したときに、政治的な借款ですね、政治的な借款については、韓国については考えておるけれども、御国以外のところについては、政治的借款というものを低開発国援助について全然考えないわけではないけれども、しかし、韓国以外のところについては大体商業ベースでやっていけると思うと、こういう御答弁があったのですよ。
そうして、あたかも巨額にわたる政治的借款が政府の手によつて成立したかの観を国民に与えて来ました。しかるに、その後米当局者より政治的借款はあり得ないことを指摘されへ元閣僚であつた池田氏も、政治的借款は無理で、民間外資の導入に期待すべきであると説をかえたほどであります。さらに最近、米国側は、日本が約十一億ドルの外貨を持つている現状では、この上外貨借款を必要とする理由は薄いと述べているではありませんか。
周東安本長官は、曾つて二月二十二日の記者団公式会見の発表のときにおきましても、政府は電源外資を中心とした政治的借款の実現に努力しており、政府の電源開発法が国会で審議される頃には、はつきりするのである、この問題については帰国中のマーケツト経済科学局長も本国政府と今打合せ中であると、その当時述べておつた点から見ましても、外資導入を主体といたしまして、この法案を特に政府では強調しておつたように窺われるのであります
しからば一面政治的借款が不可能であるか、あなたに言わせると、不可能であると言う。政府が借りても、それは政治的借款、これはその通りです。けれども、私どもの総理大臣の施政演説に期待し、過去五年か六年の間において、日本が外資の導入に期待したのは、二つあります。一つは、先ほどお話したように、中共貿易等が遮断されて、しかもアジアの後進地域の開発が具体化しておらない。
従つて次に起つて来た問題は政治的借款といわれたのであります。日米協力ということを名にいたしまして、政治的借款を試みようなどということは、これはまたはなはだ不心得千万なことである。われわれはこれもまた断じてできないことと強く信じます。
この外資の問題のごときは吉田総理も相当楽観的に言われておつたが、過般のマーカツト声明によつて政治的借款はいけないということが明らかになつた。コマーシヤル・ベースによるところの外資の導入は可能性があるけれども、今度のような開発会社、ことに電気も売らない、ただ施設を讓渡したり貸付するというような奇妙きでれつな新会社に対して、はたして外資が入つて来る可能性ありやいなや、私はこの点を非常に疑問に思う。
第三の問題は、誰もが政治的借款ができるとかできないとかということは言えない。ノー・マン・キヤン・プロミス・オアでない。ポリテイカル・ローンズ・ザツト・イズ・アップ・ツー・ザ・コングレス、これは国会の問題だと、ここにはつきり書いて私に渡しました。その意味であります。
今朝の日本タイムスを見ると、池田大蔵大臣は共産党の岩間君の質問に対してこれは、マーカツト少将の声明は、これは要するに外資を日本に送るのはコンマーシヤル・ベーシス以外は政治的借款である、或いはヨーロッパの或る国が援助しておるような経済援助というものは、これは全然来ないのだ。従つて外資の、外国の資本の投資に関する法律を、これを制定すれば外資は喜んで流入するであろう。
政治的借款はまだ海のものとも山のものともわからない。高い材料はこつちから持つて行つてやる。しかもドツジさんの仰せに従えば、日本の製品は国際価格よりきわめて高い。こういうふうなことは、これは日本の産業家並びに労働者がなまけておるし、産業家は頭が悪いのだというふうな御官許なんだ。ところがあにはからんや、これは原材料を高くアメリカから仕入れることにその根本的な原因がある。
○西村(榮)委員 あなたがサンフランシスコ講和会議に吉田総理大臣に随行して行かれたのは、さだめし何か帰りに外資という大きなおみやげをもらつて帰つて来てくれるじやないかというので、少し早目のサンターロースが帰つて来るようにというので、日本の国民は待つておつたのですが、そのときに、出発の前には外資の問題で渡米するのだというようなことが、しばしば伝えられておつたのですが、あなたの外遊中において、政治的借款